ご縁のかたち
こんばんは、紺野うみです。
さて。
最近さらに「人」との繋がり、つまり「ご縁」について、いろいろと意識することが増えてきたのですが……。
人との「ご縁」もいろいろなかたちがあるなぁと思いまして。
今日は、そんなことを綴ろうかなと。
以前、いろいろとしがらみまみれになっていた私が、一度冷静になって人間関係のすべてをなかば強制的にリセットする機会がありました。
そこで、本当に自分にとって大切なご縁はなんだろう? と思うようになったんです。
それこそ、携帯電話ができて、どんな人とも取りあえず「繋がっておこう」っていう風潮がありました。
電話帳の件数が……とか、フェイスブックのお友達の人数が……とか。
フォロアーだのなんだのと、「数」を求めている傾向の強い時代がありましたよね。
(……ひょっとして、今もなのかな?)
でも、こと人間関係にいたっては、量より質だと思うんです。
もちろん、数の力が大きな意味を持つ場面もあるでしょう。
それでも、人との繋がりは、自分の心に大きな影響を与える大切なものです。
ことわざでも、「朱に交われば赤くなる」とありますよね。
それは、悪い場合もですが、よい場合にも絶対的に当てはまることだと思います。
よい影響を与えてくれる人や、よい心持ちの方のそばにいると、たいていの場合自分もよい心の状態でいられますし、さらによい人が寄ってきてくれるようになります。
これは間違いなく、そうです。
でも、人生って確実に「反面教師」も必要なんですよね。
世の中に出ていれば、ひどい環境もあればひどいことをする人もいます。
時に、それらに振り回されてしまう瞬間だってあるでしょう。
これも確かなことです。
そういった存在は、必ずしも避けられるとは限りません。
そもそも、完全にきれいな環境なんて、ほとんどあり得ないことかもしれませんよね。
でも、そういう環境や、人との関わりにおいては、私はなんだか「試されている」とか「勉強させてもらっている」という気がするんですよね。
世の中すべてが善人だとすると、「学び」をするには困難な環境だと思いませんか?
たとえば誰かが声高に人の悪口を言っているのをよく耳にするような環境に、自分が入り込んだとしますよね?
そしたら私は、その瞬間から「学び」のための縁が発生したんだと思うようにしています。
その中にいても、決してよくないものには染まらない、強い心を養えます。
その中にいても、人と上手に関わってよい結果を生み出せる練習ができます。
その中にいても、きれいな心を持っている人と分かり合えるかもしれません。
世の中、完璧な人間なんていませんし、天国のような土地ばかりとは限りません。
大切なのは、一つひとつの「ご縁」の意味を考えながら歩むことだと思っています。
今、自分が身を置いている環境や人間関係について、不平不満がある方も多いことでしょう。
でも、何かしらの「ご縁」が、あなたに必要な、大切な学びになっているかもしれません。
その学びすら得られない環境や人なのであれば、その場所からは自然に離れられるようになっているんじゃないかな……と、最近そう思います。
ご縁のかたちもいろいろです。
見つめなおしてみませんか?
なにか、気づくことはありませんか?