なくしたくない日本の心
こんにちは、紺野うみです。
富山でまた、とても悲惨な事件がありましたね……。
なんの罪もなく犠牲となり、亡くなられた方のご冥福を、心からお祈りいたします。
実はちょうど先日、「なくしたくない日本の心」というテーマでこのブログを書こうと思っていて、奇しくもその想いに拍車をかけられたような気持ちでいます。
その時は、朝混雑した電車に乗っていたときに、ひしひしと感じたことを書こうと思っていたんです。
電車に乗り合わせている人の多くが、「満員電車」というかたちのない魔の手によって、不機嫌になっていました。
たとえば、そのおしくらまんじゅうの中で隣り合わせている人は、ちょっと話をしてみれば、もしかするとものすごく気の合う人同士なのかもしませんよね。
でも、あの箱の中に詰め込まれたとたん、私たちはお互いを押しのけ合い、苛立ちを隠さず、周りを見ようともせず、遠慮を知らず、自分さえ良ければ……というような、冷静に考えてみるとなんとも情けない人間になり下がってしまうんです。
こうやって少しずつ、人の心は荒んでいってしまうのかもしれないと、悲しくなりました。
……これって、とても怖いことだと思いませんか?
私たちは、自分の心の中にきちんとした信念や自分への誇りがないと、いとも簡単に人間性を壊してしまえる。
私は、もはや日本の社会全体が、どこか違う方向を向いてどんどん走って行ってしまうような、そんな嫌な気持ちになるんです。
皆さんは、あのような事件は一体「誰のせい」で起こっているのだと思いますか?
私は、極端な話、誰もが「自分のせいかもしれない」と思った方がいいのではないかと感じています。
私たちは、自分でも気が付かないうちに、誰かの心を傷つけたり踏みにじったりして、寄ってたかって「そんな事件が起こってしまう世の中」にしてしまっているんです。
だって、満員電車で生まれてしまった一人の小さな苛立ちが、どうしても抑えきれない怒りになって、その矛先が突然、限りなく弱いところへ向いてしまうかもしれないんですよ?
昨今の理由なき殺人事件は、自分たちの身の回りで起こる小さなトラブルからでも、十分に起こりうることだと思います。
「遠い世界の誰かが起こす、信じられない話」ではないんです。
誰もが加害者になりうるし、誰もが被害者になりうる。
日本も、そんな世の中になりつつあるんです。
それをどうやって止められるかといったら、一人ひとりの心がけしかありません。
自分は決して悪いものに染まらず、よくない方向に流されず、いつだって胸を張って生きていくこと。
時に人を傷つけてしまったら素直に謝り、人に自分の感情をぶつけてあたらず、悲しい人や苦しい人の気持ちを慮ってあげる。
自分で自分の心に誇れる生き方をすれば、勝手に周りも自分も幸せになるんですから。
自分で自分を可哀想がって、過保護にしてあげることも、本当は必要ないんです。
どんなに時間がかかっても、遠回りをしても、ぜんぶぜんぶ、自分のしたことがきちんと返ってくるんですから。
他人にも環境にも、決して揺るがされない自己を持つということは、もちろん言うほど簡単なことではないと思います。
「聖人君子じゃないんだから、理想ばかり語ってても仕方ないでしょ」と、多くの人に言われてしまうかもしれません。
でも、誰でも「そうでありたい」と願うことや、「そうであるために」努力することはできます。
生きている限りは、その繰り返しなのだと思います。
自分の中で抑えられない苛立ちや憎しみ、淋しさ、悲しみを持て余し、ついには怒りの矛先をなんの理由もなく、無関係のものへと向けてしまう……。
そんな人を生み出さない世の中に、みんなでしていきませんか?
もし、苦しんでいる人がいたら、ひとことでも「大丈夫?」と声をかけ、手を差し伸べてあげませんか?
生きていれば、誰もがそれぞれに、辛い想いや苦しい想いをし、そして悲しみに打ちのめされたりすることがあるはずです。
でも、その時に、誰からも救いの手をもらえなかったら……?
もうなにもかもどうでもよくなって、自分自身を放棄して人を無性に傷つけたいとまで心を荒ませてしまう人もいるでしょう。
自分の身近なところから、手の届く範囲からでいいんです。
私は、自分にできることとして、「書く」ことを使って世の中を少しでも明るくしたいです。
「何かを使って」でなくてもかまいません。
満員電車で、見ず知らずの人から押されたとしても、簡単に苛立って同じことを返すのではなく、「この人も大変なんだな。というかこの電車に乗ってる人達は、皆頑張っているなぁ……」くらいの気持ちで、自分の心の方を強く優しく育ててあげてください。
もっと、心優しくなりませんか?
もっと、明るく過ごしませんか?
もっと、楽しく生きてみませんか?
もっと、周りの人の想いを感じてみませんか?
「自分だけが良ければそれでいい」人のあふれた世の中なんて、めぐりめぐって自分をないがしろにしているのと同じことです。
もっと、かつての日本人は、誇り高く生きていたのではないでしょうか。
お前は「昔の日本」の何を知ってるんだ、見てきたわけでもないだろうと言われてしまうかもしれませんね(笑)
でも、本当に、日本人の心には確かに「失うべきでない日本の心」があると思います。
それこそ、神道の世界と身近に生きるようになってから、ますますその文化の中にも片鱗を何度も見つけている気がします。
自分の心に、自分自身の行動に、誇りを持って生きていきませんか?
あなたの心の中にも、まだまだ「日本の心」が生きているはずですよ。
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