紺野うみの神社と書くこと、生きること

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働き方を考える 【第一章/会社に「消費」されない人になる】

 

こんばんは、紺野うみです。

 

本日は、結構大真面目に、切実に……。

私が最近、とても心配していることを書いていこうと思います。

 

確実に長くなるので、もうシリーズにします(笑)

題して。

 

働き方を考える 【第一章/会社に「消費」されない人になる】

 

近年、「過労死」そして「過労自殺」が大きな社会問題にもなりました。

その犠牲者となってしまった方々の状況を振り返ってみると、長時間労働休日労働・深夜労働などの《肉体的負荷》や、重い責任・過重なノルマ・過度なプレッシャー・達成困難な目標設定などの《精神的負荷》が積み重なった末の痛ましい結果なのだと分かります。

 

私は、これはひとりの人間が、自分の「時間」も「体力」も「精神」も、人生ごと会社に「消費」されてしまった究極の結果だと捉えています。

 

現代、あまりにも、この現象の犠牲者が多いとは思いませんか?

 

毎日つらく苦しい想いに蓋をして、光のない瞳のまま電車に揺られている人たち。

いつもイライラと精神的に不安定で、生きる喜びをどこかに置き忘れている人たち。

睡眠もままならず体力も限界なのに、やることだけが山積みになっている人たち。

 

そんな人があまりにも多すぎて、「それくらい別に大したことじゃない」と思っている人も、きっと多いのだろうと思います。

ですが、人間は一度追い詰められてしまうと、そのギリギリ限界の場所から自力で脱出するのは、非常に困難なんです。

そうこうしているうちに、重なる「消費」に追い詰められた人は、心か身体の限界を超えてしまいます。

この問題が「身近なこと」として意識されるための代償が、ひとりの人間の「死」という重すぎる形になってからでは、遅すぎるじゃないですか。

 

 

私がこれまで、さまざまなところで見たり聞いたりしたものだけでも、程度はさまざまであれ心や身体を「会社の消費」によって壊された人がいます。

それらを目の当たりにしたり、話を聞いたりする度に、「おいおいおい……待ってくれよ」と思うのです。

 

壊れてから、「あーあ」じゃ遅いんですよ。

それは代わりのきく「物」じゃなくて、人間の心や身体の話なんですから。

 

ひどい時には「壊されてしまった人」に対して、「あの人は根性がなかったね」「使えない人だったからね」でおしまい。

そこで生き残れなかった人は、「リタイア」扱いです。

そして会社は、また次の「消費」対象に手を伸ばします。

 

あなたは知っていますか?

こんなことを繰り返している会社が、悲しいことに、今は山ほどあるんですよ。

 

ですから、まずは一人ひとりの「働く人」に知ってほしいことがあります。

覚えておいていただきたいことがあります。

 

「いつも何かに追われているかのように働いているかもしれない……」

「会社で働きながら、いつも不安や恐怖心がある」

「ずっと頑張り続けていなくてはならず、心や身体の休まる瞬間がない」

まさに、自分自身がそうだ……と思う方もいるかもしれません。

 

正直なところ、どこの会社に行っても、そこが「天国」であるとは限りません。

それなら、自分の心に、いざという時の「出口になる扉」を作っておく必要があります。

 

今から、私自身の経験も踏まえて、自分が会社に「消費」されない人になるための心構えをお伝えしようと思います!

 

  

……そう。

何を隠そう私にも、かつては「こうでなくてはいけない」「こうあるべきなんだ」と自分を追い込みながら、必死で働いていた時代がありました。

 

振り返ってみると、その時期は、本当に心に余裕がありませんでしたね……。

 

「自分のこと」をまったく分かっていませんでしたし、自分を「客観的」に見ることのできない状態を作り上げてしまっていた気がします。

 

「●●のためには、こうすることは仕方ない」だとか「××しなきゃいけないから、我慢しよう」だとか。

そんな風に、自分を納得させる言い訳ばかりで心を塗り固め、その環境や現状を「正しいもの」としていたのです。

 

思えばこの頃、私は自覚もなしに、自分の心に「嘘」ばかりついていました。

 

ですから当然、自分のことが好きにはなれませんでしたし、自信も全然持てなくて、駄目な人間だからもっと「我慢して頑張らなきゃ、未来は拓けないぞ!」くらいに考えていました。

 

しかし、一度その環境を飛び出して、今こうして自分の意志で生き方や働き方を選びながら、心に正直に生きるようになってみると。

 

「なーんだ、こんなに《自由》に生きてもよかったんじゃない……!」

「その気になれば、働く場所なんていろんな選択肢が見つけられるんだ!」

……と、えらくカルチャーショックを受けたものです(笑)

 

こんなことに気づかないで、今までずっと苦しんでいたのかと、自分でも驚いています。

同時に、とても怖いことだなと感じるのは、苦しんでいたその瞬間は、そういうことがまったく見えてこないということ。

 

だからこそ、今まさに「消費」されながら、「働く」ことに追い詰められて苦しんでいる人がいたら、教えてあげたいのです。

「そんなに追い詰められなくても、いいんですよ。絶対に大丈夫、道はいろいろな場所にあります!」と。

 

人生には、本当にいろいろな「選択肢」があります。

追い込まれると「自分のいる道をがむしゃらに突き進む」ことしか見えなくなってきてしまうのですが、あなたにはその苦しい道以外にも、さまざまな「選べる場所」が必ずあります。

 

だから、だまされたと思って、視野を広げてみてください。

あなたの居場所は、苦しみしか生まないその場所だけじゃないんですよ!

 

それに私は、かつての自分よりも、今の自分の方が「いろんな可能性」を持っていることを知っています。

ですから、まだまだ未熟な部分も含めて、それをどうやって育てていこうかな……とワクワクしてすらいます。

以前は怖くてたまらず、早く「一人前にならなくては」と焦っていたのに、不思議ですよね(笑)

今は、ただひたすら、「少しずつ積み重ねて進んでいく」ということが、とても楽しいんです。

 

きっと、自分の心が選んだ「本当にやりたいこと」だから。

「心の底から好きなこと」だからこそ、それができているのでしょう。

 

今は本当に、肩の力が抜けまくっています(笑)

だからこそ、自分の内側からあふれてくる気力が枯れることなくあって、いろんなことにパワフルに取り組めているのかもしれません!

 

……そんなプロセスを経てきた私だからこそ、皆さんに声を大にして、確認しておきたいことがあります。

 

「あなたにとっての仕事は、あなたを追い詰める《辛く苦しい》だけのものになっていませんか?」

「この環境から出ることはできない(許されない)と、そう思い込んでいませんか?」 

 

 

「働くこと」って、なんでしょう。

 

私は、「仕事」を通じて自分の能力を活かし、社会に貢献するとともに、自分の人生も豊かにしていく。

それが、本来の「仕事」のあるべき姿だと思っています。

 

誰もが、「働き方」を――「自分の人生」を、選ぶことができます。

その権利を、全員が平等に持っているはずなのです。

 

「会社」に心や身体、そして自分の人生を「消費」されないように。

しっかりと、自分で自分を、守ってあげてくださいね!

 

 
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