私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

コラム01 物語になった心理学

 

皆さんこんにちは、紺野です。

本編は第23回を越えたところですが、あっという間でもありましたし、本当はもっとたくさん書けたはずなのに……という反省もあります。

そして、私もさすがに、書いていくうちに思いました!

「まずい、一記事一記事がどんどん長くなってしまうんですが (;゚д゚)」……と。笑

おかげで、その長文を推敲してある程度納得のいく状態にし、皆さんにお見せするまでだいぶ時間をいただいてしまってます。

ブログなのに!

月一の更新って何なんや!

……というわけで、ちょこちょこ覗いてくださってる方のお楽しみを増やしたいので、今年からはコラム的にちょっとした記事も上げられるよう頑張ります★

このコラムシリーズは、いつもよりかは短めにする(つもりな)のと、あとは歴史の教科書風(笑)な重要部分を太字やカラーにしたりする編集を、ある程度省かせていただきますね。笑

それではさっそく一回目です!

(前置きだけで長くなってるのは絶対に気のせい)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

【物語になった心理学】

 

私が自我状態療法に出会い、それを応用したこのような自己分析法を考えるようになってから、早くも二年近く経ちます。

素人目ではありますが、自分なりに地道に世界を広げて、理屈や考え方を固めてきました。

その中で、これまで世の中に、同じような考え方を提唱している方がいないものかという素朴な疑問は常に抱いていました。

現代は便利な物に溢れているし、効率化重視の目まぐるしい世の中じゃないですか。
様々な情報もそこらじゅうに飛び交っているわけですから、逆にまだこのような自分の内面を客観的に捉える方法というものがあまり浸透していないのが意外でした。
ですが、物語の世界では「あ。これは近い…近いぞ!」という作品もこれまでに幾つか見つけていたので、それらのご紹介と勝手な考察をちょこっとだけします!
 
今回はわりと近年映画が公開されたばかりの、2作品をピックアップします。
 
 
 
言わずもがな有名な、あのディズニー映画のひとつです。
ディズニー×ピクサーですね。
ディズニー映画となれば、観た方も多いでしょうか?
誰しも頭の中に感情を司る人たちがいて、主人公の少女の頭の中で、彼らが彼女の為にわいわい頑張るお話です。(雑)
※ネタバレにならない範囲で書きます。
 
頭の中にいるキャラクターというのは、この物語の世界では「ヨロコビ」「カナシミ」「ムカムカ」「ビビリ」「イカリ」など、感情ごとに切り分けられていました。
感情によって思考や行動がコントロールされるという観点から、ストーリーが描かれています。
 
この映画を観た時、既に私自身は自分の住人を把握していましたから、頭の中のキャラクターが登場した時、瞬間的に思いました。
「感情ごとに切り分けちゃうと、さすがに不公平すぎないかな……」と。
ヨロコビは良いですよね、いつでも明るく前向きに、主人公を励ましながら頑張るキャラクターですから。
でも、カナシミは?
カナシミは存在している限りずっと、カナシミばかり背負っていなくちゃいけないのでしょうか?
イカリは怒りたい時にしか活躍の場がなく、ムカムカはずっとムカムカ、ビビリはビクビクしている役目になってしまう?
私は自分の中の要素を「住人」という一人格として切り分けているので、できればそれぞれの住人なりに幸せな状態を目指してあげたいという想いがあります。
なので、そこは私の中では一番引っ掛かった部分でした。
 
さらに考えると、人間の行動は、必ずしも感情だけに左右されるものではありません。
時に理論的な思考で動いてもいるものですから、中に一人くらいは頭でっかちで分析的なキャラクターがいてもおかしくはないのです。
自分の中の「心理」や「行動原理」の要素を切り分けて考えるという点では私も同じ考えなのですが、切り分け方に違いがあるなぁと感じました。
 
とはいえ、心理学の分野を物語として切り取ることの難しさは、よーく分かります。
その壮大なテーマの中で、自分の「感情」に向き合うことも確かに大切にするべきもののひとつなので、この映画は恐らくそこに強くスポットを当てたものなのだと思います。
子どもたちも観るわけですから、できるだけシンプルでありながらも観た人が何かしら、心の中のことについて考えてくれたら…という願いが込められているのだろうなと。
……とにもかくにも、あの夢と魔法と冒険のディズニー映画がまさか心理学をテーマにする日が来るなんて、と感慨深かったです!
 
 
 
これは漫画が原作の邦画だったのですが、なかなか面白い世界観で個人的には共感できる部分が多かったです。
主人公の女性の脳内で、個性の強いキャラクターたちがやっぱり「脳内会議」をしているという設定です。
※以下、ちょっとネタバレになってしまうかもしれません。
 
彼女の中で脳内会議をしているキャラクターは、「吉田=理性」「石橋=ポジティブ」「池田=ネガティブ」「ハトコ=衝動」「岸=記憶」そして「謎の女=欲望?」です。
「理性」が議長となって会議が行われ、その動きにそって主人公の言動が左右されていきます。
(個人的に脳内のシーンが、キャラクターの個性と絶妙な会話のテンポ感とがかけ合わさって、楽しくて好きでした)
この物語では自分の要素の切り取り方が、比較的「人格」という感覚に近い「特性・個性」のようなものでしたので、なるほど…そう切り分けたのか、と勉強になりました。
(「記憶」のポジションはちょっと微妙でしたが…)
主人公は、好きな人ができて晴れて恋人になり、その人に愛されたいがため自分を抑え込み、相手に都合の良いように合わせていくようになってしまいます。
仕事と恋愛と、それぞれが目まぐるしく動き、思うように素直な自分を出せずにいるうちに、いつしか彼女は自分自身のことを好きになれなくなってしまうのでした。
この映画、ラブコメなので大きなテーマは恋愛なのですが、人間が幸せに生きる上で絶対に外せないことを見事に言葉にしてくれていたんです!
「自分を好きでいないと幸せになんかなれない」
「大切なのは、誰を好きかじゃない。誰と一緒にいる自分が好きかだ!」
私自身もまさに、住人を通しての気づきの中で学んできたことだったので、「そうそう、そうなんだよ。よく言ってくれた…!」と偉そうに思いました。笑
自分自身を愛せないかぎり心から「幸せ」にはなれないし、まして本質的に人を愛することはできないものだよ、ということを明確に表現してくれていましたからね…。
物語の締め方も、恋愛映画の定石通りというわけでもなく、清々しくて良い終わり方だったなと思います。
あとは、実際観てみてください。笑
 
 
インサイド・ヘッド」も「脳内ポイズンベリー」も、あくまでも脳内のキャラクターの動きは、本人の自覚のないところのものとして描かれてます。
それもまた良しですし、個人的に私がいつか書けたらと思っているのは「住人を認知して自覚的にコントロールする」という主人公の話なので、まだまだ掘り下げていかなきゃなと思っているところなのです。笑
そう言えば、ふと思ったのですが…。
どちらの作品も、場所的に言えば「頭・脳」なのですね。
私の感覚的には、「心」って感じだなぁと思ってます。
頭の中でっていうよりも、これまでの人生を生きる間に心の中で育ってきたもの、っていうイメージだからでしょうか。
 
なんにせよ、心の中のことなので、どれが正解でどれが間違い……なんてことはないんです。
受け止めた人たちが、それぞれ自分にぴったりな考え方や捉え方を採用して、それを自分の力にすることさえできれば。
私も自分自身のぶれない感覚を育てながらも、様々な人の価値観や考え方に触れて、これからも学んでいきたいですね!
 
 
 
▲ Rin / Hiro