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私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第22回 住人を成長させるということ②

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

心の中の「把握」が、ある程度できてきたら……次のステップは「成長」!

成長のために、必要な要素のひとつ目は「多様性」。

違う意見が自分の中に複数あるのは、むしろ良いことだからご安心。

その多様性を、どうやっていけば住人の成長に繋げていけるかな?(by リンさん)

 

「しっかし、そう考えると見事にキャラがバラバラだな、俺たちは ( ・ _ ・ )9゙」

「んー、どんな人間の住人も、誰しもある程度バラバラになるはずなんですよね、これまでの理屈からすると」

「あそっか! そもそもが今まで対応できていなかったことへの適応のために、新しい住人が誕生するんだったもんね。似たような人格は生まれようがないわけか!(e・O・e)」

「そうですね、すでに存在している住人でなんとかなるなら、新しく作り出す理由にならないですからね。なにかしら補い助け合うために、私たちは一人ずつ、生まれたんですよ (*´ω`*)」

「まぁでも、いろんなタイプがいるからこそ、最近はTPOで一番向いてる奴が勝手に出てってる感じだから、やり易いな」

「“家”であり“器”の紺野が、切り替えに対しても自覚的になってるしね! 今は誰かなーって。あとは頭の中でこんな風に私たちがやかましく会話してるのもイメージできてるから強い気がする」

「やかましく、っていうのはほどほどにしましょうね(;^△^) ……でも、まぁそうですね。たしか今回のテーマはそこですよね、ヒロさん」

「あ、はい。今回はこれまでのような住人個別の観察から少し進んで、住人同士のコミュニケーションの話をしましょう」

「ふふ、どうやって成長に繋げるのかしらねっ(*^m^*)」

「知ってるくせに……笑」

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

前回、成長のポイントとして手始めに「多様性」を挙げました。

意見はいくつあっても良いのです。

なぜなら、その「多様性」こそが、自らの可能性を広げてくれるからです。

様々な価値観があるからこそ、選択肢が増え、それが成長のきっかけになる…という話でした。

そして、これに関しては誤解の無いよう、くれぐれも気をつけていただきたいことがあります。

それは、心の中の住人が「多様な状態」であることと、「バラバラな状態」であることは、まったく意味が違うということです。

「多様さ」は、選択肢の広がりです。

プラスの働きですね。

それに対して「バラバラであること」は、存在するものすべての思惑がちぐはぐで上手くいかない、マイナスの働きです。

違う意見同士が、足を引っ張りあってしまうようなもの……。

ですから、ひょっとすると「多様=様々な様子」というよりも「多彩=色とりどりで美しい様子・にぎやかな様子」の方が、言葉の持つ意味合いとしては相応しいかもしれません。

 

さて。

私の考える、「住人」という概念のありかたについて、もう一度整理しておきましょう。

まず大前提として、一人の人間の心というものが、ひとつだと思ってしまうのは実に安易です。

人間の心の中というのはたいてい非常に複雑なもので、様々な価値観や考え方・感情が並行して存在している世界です。

もちろん矛盾した想いだって、しょっちゅう生まれています。

そして、その価値観や考え方・感情には、その持ち主がいます。

一人の中に何人も、各々の価値観を持った人格が存在する……。

それを、自分という「」に住む「住人」としましょう、というのがここで私が提案している考え方ですね。

住人というのは、一人の人間の中にいる、ひとつの家族であり、チームなんです。

あ、そうですね……年齢も性別も多種多様ですから、まぁイメージとしては「シェアハウス」のようなものでしょうか?笑

そして、いつもお伝えしているように、彼らの中に自分にとっての「」はいません。

全員が必ず、その「」となる人間の「味方」となってくれる心強い存在です。

だからこそ、たとえ「住人同士の意見」に違いがあったとしても、それはそれぞれの住人なりに必死に導き出した答えなのです。

だからこそ、住人同士は持っている見解が違ったとしても、必ずお互いに尊重し、思いやり助け合える関係性でなくてはなりません。

最終的な目標は、どの住人にとっても「自分たちの家である人間の幸せ」という共通のものだからです。

ゴール地点は同じなんですね。

だから、そこへ向かうまでの道筋は、全員で相談しながら進んで行くのが一番良い方法です。

誰かひとりが苦しみや悲しみを背負っていたり、我慢し続けなければならなかったり、出てこられないよう抑え込まれてしまう状況は健全とは言えません。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

そこで、再び本筋に話を戻します。

成長のプロセスに不可欠なものとして、二つ目に挙げたいのが「会議」という概念です。

私の例を追いながら、ブログを読み進めてくださっている方なら、ある程度分かりますよね?笑

いつしか恒例になり、毎回の記事の冒頭でやっている、住人たちのやり取りです。(まったく「会議」っぽくはありませんが…笑)

ふざけた茶番に思えるかもしれませんが、私自身はあんなようなやり取りを、ふとした瞬間に心の中に思い浮かべています。

それがあるからこそ、その時々に自分の中に生まれた感情や考えを冷静に観察し、選択肢を選ぶことができているのだと確信しています。

あれは、住人同士のコミュニケーションが破綻しているとできないものです。

私も、住人を意識したばかりの頃は、彼らが一緒に過ごしているところを見ることなどありませんでした。

それがいつしか、二人でのやり取りが生まれ、時に数人で過ごしていたりするのも意識できるようになりました。

そして、第20回にお伝えしたあの瞬間に、ヒロさんのお陰で六人全員が集うところまで来たのです。

ここまで来れば「会議」をするのに、ある程度差し支えのない状態が整ったと言えるでしょう。

 

そこで改めて……相手を深く知り、お互いを大切な存在だと知りおいた大前提の上で、彼らに「意見交換」をしてもらいましょう。

それがまさしく「会議」になるのです。

……では、分かりやすいように私の中で実際にあった「会議」の一部始終を、ひとつの例として挙げてみましょう。

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「あー、最近どうにも書く時間が取れないね。仕事に割いてる時間が多すぎる…(ー ー;)」

「なんとかして、オッサンに書かせてあげないとだめだろ? バランス崩れんじゃん」

「だよねぇ」

「ダカラちゃんのためにも、外にも出ないとですよね。自然に触れてエネルギー補給しないと

「それも分かるー」

「すいません、私もひとつ良いですか? あの…まもるくんのために、のんびり思考したり、無心になれる瞬間も欲しいなと」

「うぅ……分かるよぉ、分かってるんだよ~(> <)」

「そもそも、もううだうだしないで自分の気持ちに正直に生きるって決めただろ? オレたち」

「そうだよー、その通りだよ! だけどどうやって時間作る? 時期によっては、皆で遅くまで残って頑張らないと回らなかったりするもん。いつもいつも、やりたいことあるので定時で失礼します~なんてお気楽に言えないでしょ? 助けてもらうことのが多いのに、勝手できないよ(>へ<)」

「あぁ…、それは私の方針の影響でもあるでしょうね。皆でさっさと帰れるなら万々歳なんですけど。組織に身を置かせていただいている以上は、ある程度負うべき役割がありますから」

「じゃあどーすんだよ!(;゚д゚)」

「手っ取り早く時間を作るなら、やっぱり人に迷惑をかけないよう働き方を変えてみるとか?」

「働き方を変えるかどうかは時期を見ないとね! 何事もタイミングって大事でしょ? あとは休みの日の使い方を工夫しないとね! 今はそれくらいしか分からないなぁ…。うーん、ぐるぐるしてきた (ー ー ;)」

「まぁ、程よく息抜きを大切にしながら、体調のサインだけには敏感になっておきましょうか。休まなきゃいけない時には、ちゃんとそのお知らせが体に出るなということは分かってきましたからね。時間が取れない現状を『ストレス』にしてしまわないように皆で調整していきましょう

「休みの日はみんなの好きなこと、ちょっとずつ回してやってけばいいんじゃね?笑」

「あら、珍しく良いこと言いますね!(e・O・e)」

「お前はいつも一言多いんだよ!(`□´o)」

「ふふふ…みんなありがとよ…。でもホント、お仕事も大事だけど、ヒロさんに書いてもらってるコレも、紺野の大事な役割だもんね! この内容を書くっていうのは、紺野にしかできないことだし。あたしもがんばろ!」

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これは私が、現在の仕事とやりたいことのバランスについて考えていた時の、住人ディベートです。笑

悩んだ時は適当に心の中で「会議」をさせてみるのですが、こんな具合に完全に結論が出ないことだってしょっちゅうあります。

ですが、自分の中にある、もどかしさや思い悩む理由などの、多角的な想いを整理することはできます。

悩みのすべてが、必ずしもすぐに解決するものだとは限りません。

むしろすぐ解消できるくらいなら、そこまで深く悩んではいないはずですからね。

この「会議」というステップの一番の目的は「感情や思考の整理整頓」だと考えてください。

そして、それを解決するには何が必要なのかも、住人たちの「会議」を通じて「客観的に」考えることができるわけですね。

 

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悩んでいること、迷っていることがあるのであれば、そのことについて好きにディベートしてもらいましょう。笑

その中で意識できていなかった本心であったり、複雑にからまりあってしまっていた感情を、解きほぐすことができます。

すると、自分が取るべき行動の答えが導き出されるのです。

そしてもちろん、その結論には自分が納得して導き出した答えであるという自覚がありますから、どんな結果になっても「自分が考え抜いて出した結論なんだから」と思えることでしょう。

そうすると「後悔」ではなく「反省」のできる人間になれますよね。

良いことも悪いことも、すべての出来事を得難い大切な経験として、自分の血肉にすることできます。

自分の心の中をいかに客観的に捉えられるかどうか。

ここが、自己理解の最も大事なポイントです。

そのような作業を、専門的な言葉に置き換えると「外在化」と言うのですが……。

ここからさらに広げ始めると、さすがに長くなりすぎてしまいますね。笑

次回に、この「外在化」について、もう少しだけしっかりと掘り下げてみたいと思います!

 

 

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→ 次回、「会議」と「外在化」。

  言葉は硬いですが、できる限り難しくならないように、ヒロさんが頑張ります!笑

 

 

▲ Iincho / Hiro