私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第21回 住人を成長させるということ①

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

ちょっぴり恥ずかしいけど、大切な紺野の住人の思い出話。

はじめて同じ場所に、6人の住人が揃ったよ。

ヒロさんまもるくんに伝えてくれた感謝は、紺野をはじめ住人全員の想い。

まもるくんの心の扉が、少しずつ開いていく予感がしました!

(by リンさん)

 

 

「うーん、やっぱりヒロさんはすごいね。大人だね」

「伝えるべきことをきちんと言葉にできるというのは、本当にすごいことだと思うんですよね。私のせいで、言葉を呑み込んでばかりいる癖がついてしまったから…(´・_・`)」

「こらこら、しょんぼりしたってしょうがないでしょ? 言葉で伝える、吐き出す、なんていうのはアニキにやらせときゃいーの!(*´・∀・)ノ゙笑」

「えっ、彼に? んー、ちょっと不安だなぁ…(;´・ω・`)」

「いや。私の直感的には、アニキに任せといて平気な時って、結構あると思うよ? ヒロさんは書いて伝える専門だけど。アニキは外交でしょ。あの子が成長してくれば、言葉で伝えること、もっと楽になる気がする」

「……」

「だーいじょうぶ! もっと信じてあげようよ、委員長(*´ω`*)」

「全くもって、リンさんの言うとおりだと思いますよ(・ω・)」

「ヒロさん…」

「今回から伝えたいことが、まさにそれなんです。我々の “成長” についてですから」

「そうよ。お互いの存在や役割に感謝することもそうだし、成長を信頼することも大事! だって私たち家族みたいなものでしょ?」

「……“((。。*)」

「委員長に頼ってもらえたら、アニキは頑張っちゃうと思うなー♪」

「ですね。笑

「ヒロさんまで、もー…(ーー:)」

「冗談ばかりじゃないんですよ。信じることがその人の力になりますから」

「うんうん! よーし、じゃあ今日もいっちょ書いちゃってください、ヒロさん! 前回からだいぶ間が空いてしまったから、皆待っていると思うの!(*´人`*)」

「あ、はい、そうでしたね! では、僭越ながら一肌脱がせていただきましょうか φ(・ω・。)笑」

 

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住人の「成長」。

それって、どんな意味だと思いますか?

……歳をとっていくこと?

それとも、中身が大人になること?

 

思い返せば、私の場合は自身の心の中にイメージから飛び込んでいきました。

だから、最初の段階からごく自然に、住人のビジュアルや年齢のイメージがあったんです。

彼らのおおよその年齢の捉え方ーー手始めに、その理由を考えてみるところから始めましょう。

思い返してみると、その根拠となる部分は、大きく二つに分けられるような気がします。

①見た目やイメージ上での年齢=イメージ先行型

②精神的な部分の年齢=精神年齢先行型

 

たとえば、グリーンダカラちゃんイメージ先行型

見た目は五歳くらいの小さな女の子ですが、住人間の調整や繋ぎの役目を担っているので、中身はただの五歳児ではありません。笑

恐らく、愛情深さで言ったら、私の住人の中では彼女の右に出るものはいませんからね。

対してヒロさんあたりは、精神年齢先行型

つまり、中身の年齢に合ったビジュアルをしています。

とは言っても「昭和の」気の優しいおじさんというオプション付きですけれど。笑

その二つの括りにざっくり住人たちを分類するとなると、こんな具合でしょうか。

■イメージ先行型:グリーンダカラちゃん委員長アニキ

■精神年齢先行型:ヒロさんリンさん

まもるくんは…、難しいところです。笑

なぜなら彼の場合はだいぶ特殊で、私の成長過程で分裂が起こっているケースなので、今はあえて枠に当てはめるのをやめておきましょう。

曖昧な部分は、最初から無理に結論付けてしまわないこと!

……これも、自分の可能性を狭めないよう、心の中のことを考えていく上では非常に重要なこと。

くれぐれも「決めつけてしまう」ことのないように、意識しておいてください。

 

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さて、住人の年齢に関する私の取っ掛かりは、そんな具合でしょうか。

それを踏まえて、「成長」とはなんだろう? と、冒頭の疑問に考えを戻してみましょう。

いずれにしても、心の中にいる人たちなので、暦通りにきっちり歳をとっていくわけではありません。

時間による年齢の動きとは限らないのだとしたら、彼らの「成長」とは当然、その「内面」を指していることになります。

「私の中身」であるところの「住人の中身」が成長する…? と思うと、不思議で面白いですね。

でも、考えてみれば当然のことなんです。

自分自身が経験したことで何らかの気づきや発見があったとしたら、それは必ず中にいる住人たちにとっても同じように重要なできごとになり得るということ。

そして、逆もまたしかり。

住人たちが何かの体験や出会いなどのきっかけで成長・進化したとしたら、それはその人自身の人間的な成長・進化に直結しています。

つまり、ひとりの人間の中に「住人」全員が存在しているのですから、自分自身の経験はすべての住人と繋がっていて、彼らとすべてを「共有している」という状態にあるわけですね。

であるなら、住人の「成長」が自分自身の「成長」になるのは至極当然の話です。

 

……ただしひとつ補足させてください。

これは、大前提として、解離性同一性障害による「記憶の混乱」がない場合の話です。

「記憶の混乱」というのは、住人達が「あえて」記憶を共有しないようにして自分を守っている状態のことです。

その場合は事態が少し深刻で、その人にとっては「解離」させてまで遠ざけなければいけない問題が発生しているわけですね。

そうなると当然、苦しいこと・辛いことなどの記憶は表向き「なかったこと」になってしまって、自覚ができません。

いわゆる、記憶の欠落が生じるわけです。

そうなると、自分の状況を正しく理解できていないということになりますから、それは「成長」ではなく「回避」になってしまっています。

そうなってしまうのには必ず理由がありますから、その場合はきちんと手順を踏んで「共有」までのアプローチが必要ですね。

そのような場合は非常にデリケートな問題なので、必ず専門家の力を借りることをお勧めします。

 

……補足が長くなりましたが、大半の方は「記憶の混乱」までは至っていないケースがほとんどかと思います。

ただ「なぜか分からない」けれど、気持ちがモヤモヤしているとか、イライラして人に当たってしまうとか、突然涙が出てきてしまう…など。

気持ちのコントロールがきかない状態に陥ってしまっているというのは、決して珍しいことではありません。

ですが、理由が分からない状態ほど不安なことはありませんよね。

でも体の不調と違い、心のこととなると、人は意外と目をつぶってしまいがちです。

頑張ればなんとかなるんじゃないか、と無理に耐え抜こうとしたり、どうすれば良いか分からないまま、平気で放置したり…。

自分にとって重要な問題が起きているということに、気づくこと自体難しいのです。

それでも心の不調は、感情・モチベーション…日常のすべてに影響してきてしまう、決してないがしろにできない部分です。

だからこそ、これまで説明してきたように、手始めには自分の中身(住人)の「把握」がとても大切なんですね。

 

 

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さて。

「把握」次のステップとして控えているのが、これからのシリーズでお伝えする「成長」です。

住人と経験を共有して、ひとつひとつの出来事を様々な視点から見つめてみましょう。

それをうまく「成長」に昇華していく、というのがここからの狙いなのです。

 

ここからは、経験を成長へとつなげるにあたっての大事なポイントを、ひとつずつ挙げていくことにしましょう。

まずひとつ目は、住人の「多様性」です。

多様性ーーつまり、様々であること。

ひとりの人間の中にいながら、ひとつの経験による感じ方想いが住人によってまちまちなのは、なにもおかしなことではないのです。

それぞれの住人によって、「感動(喜怒哀楽問わず、心が動かされること)」のポイントだって違います。

 

たとえば分かりやすい例として挙げると、紺野の場合は、委員長アニキがまさにそれでした。

同じ経験を共有してきているのに、当初二人の意見は相反する状態で、ぶつかってしまっていましたね。

フロントパート(社会に順応するために、日常表に出てきている人格)であるところの委員長が、アニキのことを自らの悪い意見・感情を持った問題児と捉え、必死に押し込めていました。

委員長は「尊敬する上司が絶対で背中を追いかける」ことを正義と信じていましたが、アニキは「そのやり方に対して納得できていないので反発している」状態。

その心の中の矛盾が原因で苦しくなっていた時期が、たしかに私にもありました。

ですが、そんな意見の相違も、本来は「悪いもの」ではないんです。

それどころか、意見の相違はあって当然で、むしろあった方が良い、とも言えるかもしれません。

……えっ、苦労しておきながら、あった方が良い? と思いますよね。笑

でも、今ならハッキリと言えるのですが、意見の多様性は「あって然るべきもの」なんです。

 

……というのも、これは世の中と同じなんです。

世の中には、いろんな考え方の人がいますよね。

むしろ、そうでなくては発展性がありません。

多様性が失われた社会は、衰退していくと言います。

お互いに多種多様な意見を交換することによって、人は自分になかった価値観や考えに触れ、思考し、成長するのです。

それは、住人の小さな世界でも同じこと。

自分の中に多様な意見が存在し、矛盾と葛藤が存在することを、不都合な状態だと捉えるのは止めましょう。

それを上手く、自分の中にある「思考力」として活かしてあげれば良いのです。

どんな意見も、をしたり隠そうとするのではなく、存在を認めてあげることが大切なのです。

住人の存在と、同じことですね。

彼らの持っている主張に、まずは耳を傾けてみること。

結果的にどの意見を採用して動くかは、その後で選び取れば良いわけですから。

 

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自分の中に、まだ住人を見つけられていなくても、大丈夫です。

まずは、様々なタイミングで、自分の心の中にどんな感情や想いが発生しているのかを感じ取るところから始めましょう。

その気持ちは「ありのまま」の状態であればあるほど良いですね。

自分の中身のことなのですから、取り繕うことなく飾ることもなく、そのままの状態を理解できるよう努めたいところです。

把握」の段階がなかなか難しい場合のために、また今後も様々な方向からのアプローチを提案していこうと考えています。

私も様々な手法を研究しながら、ブログでご紹介していく予定なので、「私には難しそうだな」なんて諦めてしまわず、記事を読んでできそうなものから気軽に試してみてください。

(ちなみに、紺野の場合のイメージ力はだいぶ特殊なパターンなので、こんな例や捉え方もあるのか…と参考にしていただければ充分です。笑)

たとえ、完璧に把握できなくても良いのです。

目には見えないもののことです。

恐らく、「完璧に」なんて無理な話ですよ。

目的はあくまでも、「住人を見つけること」ではありません。

住人は手段であり、大切なのは「自分を見つめようとする」気持ちだと、私は思っています。

焦らずに、自分の中身と向き合う時間を作ること。

それも、自分を大切にすることです。

そして、自分を大切にできない人・愛せない人は、人を心の底から大切にしたり、愛することはできませんよ!

 

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→ 次回、成長シリーズ②!

  ①の多様性をどうやって活かすのか?

  紺野のイメージ力が炸裂します!(多分)笑

 

 

▲ Hiro / Rin