私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第19回 理想の住人を生み出せるか

 

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

やっと分かった、まもるくんと地下の少年「まーくん」の関係と謎!

「まーくん」は、まもるくんの「希望・期待」そのもの。

ふたりとも、いつか自分が「期待」をしても大丈夫な状況がやってくるかもしれないという、望みをかけての「」を過ごしていました。

この先、紺野が目指すのは…、ふたりがひとつの姿になること?(by リンさん)

 

 

『まもるくん + まーくん → ???』カリカリ…φ(。_。*)

「委員長っ♪ 小難しい顔しちゃって、なーに書いてんの?(o^O^o)」

「いえ、まもるくんのこの先を考えてて。どうなるのかなーと…」

「なになに…? うわっ、数式かいっ!(*´・∀・)ノ゙」

「だ、だってこういうことですよね?(>へ<)」

「まぁ、そうだけども。んー、それよりもさぁ…」

『まーくん(少年)・まもるくん(青年)・守氏(成人)』カキカキ…φ(・ω・*)

「…とかだったら面白いよね! 三段活用みたい。笑」

「マ、マモルシ!? (;゚д゚)笑」

カチャ…… ~ ( ・_・)

「あっ、まもる良いところに! ちょ、待って待って、あんた的にはどれがいいの?」

(・_ ・ ; )?

「もー、まもるくん困ってるじゃないですか!」

「てへ、ごめーん (。・ω・。)9゙」

(あれ…そう言えば、「困ってる」とかちょっと分かるようになってきたカモ…)

フラー…… ~ ( ;・_・)

「あー、まもるが困ったまま行ってしまうー。笑」

「リンさんってばもう、まもるくんで遊ばないの!(*´・д・)」

「でもさぁ、合体したらさぁ、まーくんが消えちゃうっていうのはなんか可哀想よね」

「消えるというより、あれじゃないですか? 融合っていうか…。ほら、ポケモン的な、アレですよ…」

「……進化?」

「そう! それです、進化! ……ってあれ?」

「アニキいたんかい!Σ(・・」

「悪いけど、お前らより先にいたんだよココ(広間)に。寝てたのに、お前らがうるさくて起きちまったんだよ!(`^´o)=3」

「こぉーら、床で寝るな床で!(;^△^)」

 

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さて。

紺野のケースの重要な山場である「まもるくん」のお話も、これで一段落。

そこで、以前から考えていた、素朴な疑問に手をつけてみることにしたいと思います。

 

今回のタイトルに書きましたが、ずばり『理想の住人を生み出せるか』ということについてなんです。

つまり、心の中が「住人」という要素の集合体(チーム)で構成されているなら、その中に自分の理想的な住人をイメージして、新たに「作り上げて」しまうことは可能なのかな…と。

もしそんなことができたら、夢のようですよね。

まさに、「なりたい自分になれる」というか、理想通りの自分(住人)が生まれるわけですから。

こういう人格が自分に備わっていたらなぁ…というような願望を抱いたことは、誰しも一度はあるものです。

あの●●さんみたいな性格になりたい、とか 。

もっと●●な自分になれたらいいのに、とか。

そんな風に、思ったことはありませんか?

住人という概念をもってしてそれができてしまえば、たくさんの人の抱える内面的な悩みを解消できるかもしれない! そんな風に思って、このテーマについて考えたことがあります。

臨床心理士の先生ともディスカッションして、出てきたひとつの答えを、今回はお伝えできればと思います。

 

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『第16回 生まれてきた理由』の中で、そもそも自然な形で住人が生まれるきっかけとしては、その理由」が重要なのだとお話しました。

その理由とはどんな形にせよ、必ず置かれた環境・周囲の人間・状況の中において「自分」という人間を「適応」させるという大きな目的の中にあります。

自身が心穏やかに生きていくために、自分をとりまくものへ、自分の方を「馴染ませる手段」だとも言いかえられるでしょうか。

これまで紹介してきた紺野の場合ですと、まもるくんの「理由」には特にその要素が強いですね。

周囲から傷つけられることのないように、自分の感情のスイッチをオフモードにするわけですから、それもれっきとした、周りへの対処(適応)だと言えます。

そのような無意識下」における「適応」が、住人誕生のほとんどの理由なわけです。

ですが、重要なのは「生きている限りいつまでも無意識的に住人が増え続けるわけではない」ということ。

……サラッと書いてしまいましたが、えっ、そうなの? と思いませんでしたか?

だって、目的が「適応」であるなら、生きる中で状況に合わせて新しい「住人」がポコポコ生まれてもよさそうなものです。

……が、無意識下で住人が生まれる条件としては、「自我の確立」が大きく関わってくると思われます。

住人の基本的な人数などに当然個人差はあるでしょうが、アイデンティティー(自分が自分という【個】である認識)確立の時期でもある14歳前後で、住人の素材の方もある程度定着してしまう…と考えて良いでしょう。

「自分ってどんな人間なんだろう?」「自分はどう生きていくべきなんだろう?」

そんな疑問に始まるような自己に関する認識が、本人の中で固まってくる頃がキーポイントです。

自分の中に存在する住人が、自我の確立と共にある程度固定されてきたら。

喩えが良いかは微妙なところですが、トランプで言ったら、手元に自分の使える手札が揃った状態です。

それでどう戦えるかを考えていくのが、そこからの人生。

言葉が悪いかもしれませんが、その住人を使って、自分の人生を勝負していくことになるわけですね。

手持ちの札をどこどのように使っていくかは、もちろん自分次第。

状況や相手、環境によって当然使う手札も変わってきますから、これは最初の記事で説明した「キャラクターの使い分け」にあたる部分です。

 

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では、次に「意識下」において。

一度定着してしまった住人の中に、まったく新しい要素を持った住人を増やせるか?

それが今回のテーマです。

完全にゼロの状態から、意識的に自分の好きなように住人」を生み出すことができるのかどうか、ということなのですが…。

私が現時点で出している答えから、言ってしまいます。

結論、仮に心の中で新しく「住人」のイメージを作り上げたとしても、それを自分自身の要素として「定着」させることは「難しいこと」でしょう。

なーんだ…、とガッカリされた方も多いでしょうか。笑

ですが、ぜひ最後まで気落ちせずに聞いて欲しいのです。

 

私が思ったのは、住人をまったく新しく作り上げるという作業は、「演じること」と同一だということなんです。

俳優や、女優と同じですね。

自分の中に「新しい人格の要素」を作り上げて、それを演じることで「なりきる」のは、決して不可能ではありません。

もちろん、「誰にでも」というわけにはいかないでしょうね。

俳優・女優にも、向き不向きがあるのと一緒です。

すんなりと別人に「なりきる」ことができる人もいれば、「そんな芸当とんでもない!」と思う人もいるだろうと思います。

それでも、もしあなたが「可能」な側の人間だったとして、それを一生続けてください、と言われたらどうですか?

俳優さんや女優さんに役を与えて、「一生その役として生きていってください」と言うのと同じです。

もともと「」が本来の自分に近ければ、それも可能かもしれません。

しかし、完全に「演じている」としたらどうでしょう。

そんなことを続けていたら、精神的に疲れきってしまいます。

私の場合、「委員長」という既に定着している住人を「ずっと表に出し続ける(それ以外を殺し続ける)」ということだけでも、息苦しくなりましたから。

それが、本来自分の中に備わっていないような人格を「演じ続ける」としたら、尋常じゃない精神負担になるだろうことは想像に固くないのです。

ですから、そんな苦しい経験もしてきた私としては、そんな風に無理を重ねて「演じ続ける」ことはおすすめできません。

仮に一見器用にそんなことができてしまっていたとしても、それは一生自分の心に「嘘をついて」「誤魔化して」生きるということです。

目を背けてしまえるような小さな自分への裏切りでも、いつか必ずつもり積もったその歪みが、自分を苦しめることになってしまいます。

だから、自分に嘘をついて、誤魔化すような生き方…。

絶対に、それだけはしないでください。

 

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元々持っている「住人」の個性や性質に、かすりもしないような性格の「新しい住人」を生み出そうとすること。

それは一歩間違えれば、これまで本当に必要で生まれてきて、自分を助けてくれていた本来の「住人」を否定したり、無視するようなことにもなりかねません。

じゃあ自分の理想とする「なりたい自分」に近づくためにはどうすればいいんだ! と思うかもしれません。

たとえば誰かに憧れて「あんな人になりたい!」と思うようなことがあっても、その人そのものにはなれませんよね。

それまで生きてきた環境も、積み上げた人生経験も、なにもかも違うのですから当たり前です。

ですが、その人の真似をしたいと思える「細かな要素」を拾い上げてから、あらためて自分の中に元々いる住人を見つめてみてください。

数いる住人の中で、誰であればその要素を担えるか、考えてみれば良いのです。

 

たとえば、「人前で怖じけずに堂々と話すことができる」ようになりたいと思ったら。

紺野だったら、リンさんをベースにその実現を目指します。

委員長は人の顔色が気になる質ですから、大勢を前にするとなれば一見しっかり話ができそうでいて内心ビクビクしてしまうんです。

とはいえ、リンさんも基本的にはマンツーマンのコミュニケーションが好きで得意としているので、場数をこなすなどして「成長」をさせなくてはいけませんけどね。

人前で堂々と話すこと」のリーダーシップ的な要素に重点を置くなら、アニキに一肌脱いでもらうのも手かもしれません。笑

リンさんのお気楽さの中に、委員長の観察力と丁寧さ、またアニキの兄貴的な面などを上手く混ぜ合わせてイメージすれば、出来ないこともないと思えてきます。

 

そんな具合に、考えていくべきなのは新しく生み出すのではなく、元からいる住人の「成長」なんです。

もしくは、冒頭の茶番(笑)でアニキが口にしていた「進化」みたいなものですね。

そう。

つまり今後、紺野が目指していくのも、「まもるくん」の「成長」であり「進化」なんです。

彼(彼ら?)の「進化」については、まだまだ未知数ではありますが、今後、私自身の努力によっては間違いなく可能なことだと考えています。

人間ですから、いくつになっても本人の意識次第で自分を「成長」させることはできるはず。

でも、それは間違っても「それまでの自分の否定」ではありません。

もちろん自分の心に訊いてみた上で、過去に「間違った行動をした」と後悔するようなことがあれば、それは「なぜそんなことをしてしまったか」にも意識をおきながら反省をするべきことです。

けれど、自分そのものを否定するのはやめましょう。

 

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私が「自己人格分析」と呼んで、この自己分析をなぜ他の方にも伝えようと思ったかといえば、「自分の心を正しく理解すること」がその人が実感できる幸福に直結していると、身をもって感じたからです。

(大切なのは、あくまでも人と比較したり、人から見た「幸福」の意味ではないので気をつけてくださいね。自分が「幸福」だと感じることが重要なんですよ!)

逆に、人がいかに簡単に「自分の心を誤魔化してしまえるか」も思い知ることができましたから、それをしないための方法として、お伝えできればと思っているわけです。

 大切なのは、既に確立した「自分」という人間を否定しないこと。

それはイコール、既に心の中に存在している「住人」を大切にすることです。

まずはそれに努めましょう。

自分を大切にすれば、その意識行動が自らの幸福感を満たしてくれます。

そうなれば、自然と周りの人にも幸せのおすそわけができる人になれるかもしれませんよ。

 

自分らしく生きる上で、大切な3つのステップです。

忘れないでください。

①自分の住人(また、その特徴)を正しく知る

②自分の住人を否定せず、好きになる

③自分の住人を成長させる

 

私も自分の心に耳をかたむけながら、明日も生きていくことにします!

(にぎやかなアニキの声にもね。笑)

 

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→ 次回、大切な瞬間の話。

  紺野の心の中で実際にあった、ひとつの大事な思い出話をしようかなと思います。

  今回が少しお堅い話題になってしまったので、たまには良いでしょう!笑

 

追記。

今日は風邪をひいてしまったので、すべての予定をキャンセルして日中ぐっすり眠りました。

そうしたら当然のことながら、夜になってやたら頭がすっきりとしているので、勢いに任せて一気に第19回を書いたのですが…。

改めて文字数を確認して、ビビってしまいました。笑

休息って本当に大事ですね。しみじみ。

 

 

▲ Hiro / Iincho