私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第18回 地下の謎③

 

 

 

前回のあらすじ。

 

まーくん。

それが、地下にいた男の子の名前。

彼の正体は、謎の多かったあの住人

なぜ、彼はふたつの姿になってしまっているのか…。

(by リンさん)

 

「あーハイハイ、あん時のことはよく覚えてるよ」 

「そりゃそうでしょ! まず地下に居たのが男の子って時点であれっ、てなってたのよ? それがどうよ! えっ、もしかしてあんたまもるくん!? ってなるじゃない!(゚ロ゚;三;゚ロ゚)」

「すこし落ち着けよ。笑」

「まぁ、お風呂でハッとして紺野がまず何をしたかといえば、速攻お風呂から上がってメモという名の脳内整理ですよね。笑

「そう! そしてすかさず臨床心理士の先生に長々と報告メールね!」

「忙しいやつだな…(ー ー:)」

「この記事も、その時にメモした内容を他の方にも分かりやすいようにちょっと変えてるくらいですからね」

「興奮もするわよ! 私たちにとっては、世紀の大発見だもの!」

リ・委「ねーっ!(*・ω・*)(`・ω・´) パーン★」

(早く始めてくんねーかな…(;´・ω・`)=3)

 

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まもるくん

そして、まーくん

ふたりは元々、ひとりの住人でした。

 

まもるくんはそもそも、周囲に振り回されることなく、無心になってなにかしなければならない時に表面に現れる、と以前お話ししました。

最初は感情のスイッチを切る役目のために、表に出ざるを得なかったわけです。

しかし、自分の中身をきちんと見つめるようになって、新たに感じ取れたことがひとつ。

家で料理を作っていた時に、ふと思ったのです。

なぜかいつも、穏やかな気持ちで黙々と作業をしている気がする、と。

テレビも、ひとりで料理をしていると、あまりつけたくないんです。

その無心で静かになれる部分で、まもるくんの気配のようなものを感じました。

彼が表に出てくる瞬間が、辛いときのスイッチオフとしてばかりではないと気づいて、ほんの少しだけ安心…。

そんな微かな気配をヒントに、紺野の中にある家族・家・生活などに対する理想の姿が、まもるくんまーくんから来ているものなのではないかと思ったのです。

 

ただし、まもるくんの問題点は、自意識欲求が感じられないことです。

言葉にして一番しっくりくるのは、彼は「期待をしていない」ということ。

そもそも、求めることをやめてしまっている、という気がするのです。

彼の部屋に、ラジカセ以外なにも物がないことだったり、着ている服も、特徴も飾り気もない白の上下だったり…。

まもるくんは、なんらかの理由で、理想を追い求めることを諦めているのではないかと思えてなりません。

ありとあらゆる願望要求放棄している、究極の姿だと感じました。

でも、まもるくんの担うそれも、私の中に要素の一部として存在しているということなの…?

今まであまり意識してこなかったことに、急にスポットライトを当てられてしまった気分です。

それでも、思い当たる節がまったく無いわけではありませんでした。

 

思い返せば、私は昔から「期待して裏切られること」に対して過度に敏感で怖がりなところがありましたから。

何をきっかけにそうなったのか、一番最初はよく分からないのですが、覚えている中だけでも、何度か気持ちを上げて落とされるような経験をしたことはありました。

こうなるに違いない! と素直に期待していたところに、そうならなくて落胆するというパターンが、私にとっては一番心にこたえます。

しかもそうなってしまうと、なぜか期待していた自分の方が恥ずかしくていたたまれなく思えるんです。

無理やりに例えると、そこにあると思って座ろうとしていた椅子が、急になくなって格好悪く転んでしまった時のような、痛くて恥ずかしいような感じでしょうか。

自分が深く考えずに椅子に座ろうとしていたことがいけなかったのだと、痛むお尻をさすりながら反省するしかありません。

次は椅子に座ること自体に、臆病になります。

まずは自分が勝手な期待をしないように努めて、もし何かが自分の希望することと違う形になっても「はなから期待してなかったから平気、全然大丈夫」と言えるように、いつも備えていました。

「こんなことがあって、これだけ傷つきました」というような人の同情を求めてするような話題も、私の場合自分から人になかなかできませんでしたし、なぜかしたくないと思ってしまいます。

(人のを聞くのは全然平気ですし、むしろ飾らずに頼ってもらえると嬉しいくらいなのですが…。自分からはなかなかそれができないッ!笑)

そもそも、人に寄りかかるのが苦手な部分と繋がっているのかもしれません。

だからこそ、「傷ついた」状態に陥らないように、最大限に予防線を張り、自分は大丈夫、平気だと言い聞かせるがついてしまっていたのでしょう。

 

確かに私は、気持ちの切り替えや立ち直りが、異様に早いようなところがあります。

(早すぎるのも良くないのでしょうけど。笑)

嫌なことをあまり引きずらないのは楽なのですが、たぶんそれはリンさん能天気さとともに、まもるくんの働きもあるのでしょう。

彼が私の中にある「期待」を軽くすることで、ひとつのことに心を捕らわれ、振り回されることがない状態にいるのかも…。

その事に気づかされて、私はハッとしました。

彼の取った手法についても、その時やっと理解ができたのです。

 

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自分の心になるべくダメージがないよう、期待をしないようにすることを覚えたまもるくん

しかし、そこから後が、本当に重要な部分と言えるかもしれません。

まもるくんは「期待」を完全に捨ててしまうのではなく、恐らく自分から切り離すことにしたのです。

それこそが、地下にいる「まーくん」の姿。

まもるくんまーくんも、二人はお互いに合意の上で、自らの意志で地下へその気持ちを押し込めることに決めたのでしょう。

だから不満ひとつこぼさずに、まーくんは大人しくひとり地下に閉じこもり、まもるくん望むことをやめてひたすら傷を負わない努力を続けているのです。

願ったことが叶いそうな状況叶いそうな時期が来るまで、願望そのものを隠しておくという措置を、無意識に選んでいたのでしょうか。

だからつまり、「まーくん」は「まもるくん」の「希望・期待」そのものなんですね。

ふたりとも、いつか自分が「期待」をしても大丈夫な状況がやってくるかもしれないという、望みをかけている。

…そう考えると、住人の「」であるところの私は、一日でも早くふたりを同じ場所へ戻してあげなければと誓うばかりです。

 

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それを踏まえた上で、最終目標は一体なんだろう?  という部分が問題です。

あくまでも予想の範囲でしかないのですが、取りあえず無い知恵をしぼって、自分に必要な手順を考えてみました。

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①紺野自身が、まーくんに受け入れてもらえる条件を整える。

(第15回で発見した、彼に直接会えるまでの2つの条件がありました。あれですね)

②まーくんの期待を正しく理解し、それに近づける努力をする。

(一見すると表には出ていない、若しくは今は難しいと閉じ込めている期待を、諦めずに目指し続ける)

③まーくんの孤独感がなくなり、表に出てこられるようになる。

(まーくんがまもるくんと同一化するか、同じ部屋にいられるようになる)

⑤まもるくんも、他の住人のように生き生きと心の中で生きていけるようになる。

(その頃には、まもるくん自身が自らの望みや期待を口にしたりしているのでしょうか?)

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……はい。

当然のことながら、超長期戦なんです、私の課題は…。笑

まぁ誰にでもこんな風に、自らの中に、人生をかけて取り組んでいく課題があるものなのでしょうね。

まずは、それに気づくだけでも「一仕事」という感じです。

ですが、やっぱり私にとっては、この自己分析のおかげで、やっとこのスタートラインに立てた気がします。

 

今回書いてきている「まもるくん」に関するひらめきは、いわゆる「自我状態療法」をカウンセリングの時のように正しい手順で行って得られたわけではない、というのが不思議なところ。

最初に書いた通り、あくまでもぼーっと彼らのことを考えていて思いついたことにすぎません。(お風呂で。笑)

けれど、あながち間違ってもいないような気がしている……というよりも、確信に近いものが私の中にあるのです。

私としては、今回の気づきはものすごく衝撃的なことでした。

なにしろ、すべてイメージの世界です。

机上の空論もいいところですよね。

私の中でも、自分に都合の良いように心の中の住人たちそのものや、その言動を無意識に計算して操ってしまっていることはないのかという心配は、これまで多少はありました。

ですが、今回の気づきはそれを越えたところにあるような気がしてならなかったのです。

自分自身の驚きがまず強すぎて、自分が心のどこかで計算して作り上げた設定だとは、到底思えません。

本当に、心の中というのは見えないくせにどれだけ無限大なんだろうかと、心底面白く思うわけです。

まだまだ、自分の心のことで知るべきことは山ほどあるのでしょう。

一歩一歩を大切に進んでいきたいと、そう願うばかりです。

 

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→ 次回、紺野の素朴な疑問!

  理想の住人を生み出せるか?

 

 

▲ Hiro / Rin