私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第16回 生まれてきた理由

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

地下にいたのは、小さな男の子

彼に直接会うためには…

①植物を上手に育てられるくらいの、観察力愛情深さを養う

②心から信頼できる人を見つけられるよう、人の本質を見抜く目を養う

これがないと、認めてもらえないみたい。

どっちも一朝一夕になんとかなるようなことじゃないけれど、とにかく気長に一歩ずつ!

(by リンさん)

 

「“●●がなければこの先は通さぬ…”みたいな感じで、なんかRPGのアイテム集めを彷彿とさせるよね。笑」

「ちょっとちょっと、そんな簡単なものじゃないんですよ? リンさんってば…(;^△^)」

「あーあ、よくあるようなゲームの世界はいいよなぁ。なんでもお膳立てされてて、先の予想も分かりやすいし、自分の実力に合った敵キャラが上手い具合に出て来てレベル上げてくれるだろ?

「まあねー。現実はそんな単純じゃないわよね(;´・ω・`)

「ふふ…。だから面白いんじゃないですか…」

「ハッ……Σ(・д・;」

「ここにいる住人全員の要素を駆使して、いかにひとりの人生を充実させるか…。影からコントロールするわけですよ、腕が鳴りません?(w゚∀゚w)」

「……う、うん」

(こいつ、時々思い出したように腹黒キャラになるよな。俺なんて可愛いもんじゃね?笑)

 

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地下にいたのは、小さな男の子

モンスター系の住人ではないようでしたから、ひとまずホッとしました。

それにしても、不思議な子です。

現時点ではただひとり、グリーンダカラちゃんだけが彼に接触できているようなのですが…。

彼女から伝えてもらったイメージだけで、具体的なことまで察するのは難しいものでした。

グリーンダカラちゃん委員長の協力もあり、私がこれからすべきことや、目指すべきものはおおよそ分かったのですが、まだまだ謎は多く残っています。

なぜ、彼は生まれてきたのか。

なぜあんな場所に、ひとりきりで閉じこもっているのか。

それについては、まったく分からずじまいでした。

でも、他の住人とも会おうとすらせず、暗い地下にひとりで過ごしているのだとしたら。

そう考えると、このままではいけないのだろうということだけは分かります。

いつかきっと、きちんと「私自身が」彼の存在を見つけてあげられたら…と、その気持ちだけが強く残りました。

 

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そういえば、まだ、あまりお話ししていなかったかもしれません。

先程、あの男の子が「なぜ生まれてきたのか」…と書きました。

というのも、住人にはそれぞれに、生まれた「きっかけ」というものがあります。

どの住人も、その人にとって必要だから作り上げられるわけですから、大なり小なり誕生の引き金となった出来事があるはずなのです。

そのきっかけというのは、その住人がどんな役割として存在しているかにも、密接に関わってくる部分です。

しかしほとんどの場合は、どの瞬間にどんな人格が自分の中に生まれたかなど、はっきりしないことが多いものでしょう。

私の場合も、もちろんそうです。

せいぜい、ひとりひとりの特徴を見ながら、「多分こういった理由で、こういう役割を担うために存在してくれているのだろうな」、という予想を立てるのがいいところ。

それでも、比較的分かりやすいのはリンさんの誕生秘話(笑)なので、ひとつ具体例として挙げておきましょう。

 

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彼女は、私が小学校高学年くらいの頃に生まれたのではないかと自覚しています。

リンさんが生まれる前の私は、どちらかというと周囲に期待されていたように「真面目な良い子」でいようとはしていましたが、今のような「明るく能天気」な人間ではありませんでした。

彼女の要素は、小学校高学年頃になるまで、おそらく私の中に存在していなかったのでしょう。

なぜ彼女のようなキャラクターが自分に必要だと思ったか?

その答えは、その時期に仲良くなった学校の友人たちの影響だと思われます。

高学年になってから同じクラスになり仲良くなった子たちは、輪が広くいつでも元気いっぱい無邪気な性格でした。

彼女たちと近しくなり、そのスタンスや漠然とした役割のようなもの、そして周囲との接し方に、私は子ども心に憧れと尊敬の感情を抱いていました。

コミュニケーションの大切な要素として、ユーモア明るさが必要だということや、その時点で自分が真面目さという方向ばかりに目を向けていたことも教わったのです。

真面目で良い子なだけじゃ、ダメなんだ! …と。

そして笑顔明るさが相手との距離を縮め、さらには自分を守る助けになることも知って、手放せなくなったのです。

人を巻き込んで、明るい気持ち笑顔にさせることの面白さも、私はその頃学びました。

そして生まれたリンさんという住人は、その後も様々な出来事出会いとともに心の中で育ち、現在のような人格になったのです。

 

余談ですが、このリンさんのエピソードには、ひとつ面白い裏付けがあるんです。

それは、私の幼少期(特に幼稚園くらい)の写真を見ると分かります。(さすがに、ここでお見せするわけにはいかないのですが…笑)

実は、なにをしている時の写真を見ても、ほぼ無表情なんです。

どれもこれもあまりにも真顔なので、何を考えているのか自分でもさっぱりわかりません!笑

それが、小学校のある頃から、どの写真も同じ顔じゃないか! と思わず突っ込みたくなるくらいに、満面の笑顔が定着しています。

以前はその変化の理由なんて、考えてもみませんでした。

でも、この分析をするようになって改めて考えてみると、ああ! なるほど、だからなのね! と合点がいきます。

つまり、子どもなりに小社会を生き抜く上で、思ったのでしょう。

明るさ、笑顔、緩さ…といった「リンさん」という要素が、自分にも必要なんだ、と。

そうやって彼女が生まれ、自分の人格の一部として根付いたのだろうということ…。

私の場合は写真が、その片鱗を教えてくれているわけです。

 

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何はともあれ、私のリンさんの例は分かりやすいので、あえてご紹介をしてみました。

まあ正直なところ、それぞれの誕生がいつ頃だったかなどは、そこまで気にしなくて良いと思います。

それよりも重要なポイントは、「理由」。

自覚の有り無しに関係なく、それぞれが理由を持って生まれてくるというのは間違いない…、というのが私の考えです。

その理由とは、何らかの状況において自分という人格を「適応」させるため。

社会集団人との関わり、そして置かれた状況が、人を作ります。

――つまり、ここでの「住人」という内在する個性を作り上げるのです。

 

それなら、あの男の子が生まれた理由は、なんなのでしょう。

地下にいるのですから、当然のことながら、私のひとつの人格としてに出てくることもありません。

かといって、他の内政担当の住人のように、内側で誰かと関わることを目的としているわけでもなさそうです。

なんのために、あんな風にひとりでいるのか…。

それは自らが選んだことなのか、それとも誰かに言われてそうしているのか…。

 

そして、気づきは唐突にやって来ました。

 

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→ 次回、地下の謎②!

  地下の男の子について、紺野が知ったこととは?

 

 

▲ Hiro / Iincho