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私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第13回 住人の役割を考える④

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

アニキが「兄貴」たる所以。

内政」の役割だけだと思っていたアニキは、実は「外交」サイドでもあったのでした!

(by リンさん)

 

「な? ちょっと予想外だろ(*-`ω´-*)」

「…なんでちょっとドヤ顔なのよ」

「誰かさんみたいに単純じゃないんだよなぁ…。俺の役目は」

「うわ、喧嘩売ってるでしょー(●`з´●)」

バシッ★(。・ω・。)つ☆

「いっっって!」

「こら。皆それぞれの役目が大切なんですから、そこ張り合ってもしょうがないでしょ? 馬鹿なこと言ってないで、始めますよ」

「ちぇ…分かってるよ。ちょっとくらいいいだろ…(;-`Д-´)」

(委員長つえぇ…笑)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

さて、ヒロさんのこと。

彼の役割は、初期の頃からわりと明確でした。

内政

私の趣味、興味、好きなもの…。

内面のを担ってくれているのが、住人の中でも最年長の、ヒロさんです。

ただし、気の弱い(よく言えば優しい)おじさんなので、彼は単独ではあまり主張をしたがりません。

状況や周囲の様子、人間関係に合わせて、自己主張を引っ込めがちなのが難点でした。

ただし、人との衝突をしない為に表立った主張を避けはするのですが、彼の存在はきちんと根強く私の中に一本の芯を作っていたのです。

 

私が住人に気がつく以前…自分の中身を放り投げて仕事に取り組んでいた頃は、彼は自ら部屋の中から出ずにいたようでした。

つまり、その時の私には彼の担っている「好きなもの」に割く時間やエネルギーが残されていないと知り、それができないことに対するストレスで更に苦しむことのないように、ひっそりと存在を消していたのかもしれません。

だからその頃の私は、本当は違うところに自分のやってみたいことがある、ということ自体に気づいていませんでした。

目の前のことをこなしていくのに、ただただ精一杯だったんですね。

誰にも汚されたくない部分を、ヒロさんなりの方法で大切に守ってくれていたのだと、今なら分かるのです。

 

小学生の頃から、創作は大好きでした。

決して上手いわけでも、筆がはやいわけでもありませんが。笑

書きたい内容は頭の中で、いくつも浮かんだり消えたり…そして残り続けたりを、波のように繰り返していたのです。

小説の真似事のようなものをいくつか書いてきましたが、それも大学~就職のあたりでぱったりやめてしまっていました。

栗色の扉の中は、すべてがなつかしい雰囲気を持った「昭和」の部屋。

その中に、私が大切にしたいものすべてをしまいこんで、ヒロさんはずっとその守り人をしていたのでしょう。

表に出ていないのですから、彼の存在や信念を傷つける者はだれもいません。

ヒロさんは、ずっとふらふら寄り道している私を、気長に待っていてくれたのだと思います。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

前職を辞めてまず考えたのは、私は本心では何が好きで、何がやりたいのだろうか、ということでした。

もう決して、自分の人生の選択を、人に委ねたりしないと誓ったのです。

間違えたら、間違えたでいい。

気づいたら間違える直前の分岐まで立ち返って、次には間違えることのないように、慎重に歩き直せば良いだけのこと。

そう開き直って、「尊敬する上司が期待する姿を目指す私」ではなく、「私の本能が望む私」の生き方を見つけようと思ったのです。

ーーその時が、住人の中でもヒロさんをはじめとする「内政担当」の手の内にある願望を、きちんと目を開いて見つめられた瞬間だったのかもしれません。

住人たちがいてくれたから、私はそこからが本当に楽でした。

私の中の住人それぞれに、抱えている想いや望み、葛藤などがありましたから、あとはそれを丁寧に見つめて、紐解いていくだけで良かったのです。

 

ヒロさんの世界は本当に面白いです。

彼の命は「書くこと」でした。

実は、「ヒロさん」という名前は私のネタ帳(?)に長いこといる、あるお話に出てくる小説家のおじさんから取っています。

あまりにもイメージがぴったりだったので、ヒロさんは見た瞬間から「ヒロさん」でした。笑

小説ばかりではありません。

物事を整理して考えるのにも一役かってくれるので、私は頭がこんがらがりそうな時、ペンを走らせます。

そして自分の内側にあるものを書くことで外へ出し発散もしているのでしょう。

書いたあとはいつも、心なしか晴々とした気持ちになるのでした。

 

ヒロさんは「言葉」への独自のこだわりが強く、次の職もその方向性で見つけてみたいと思い、仕事を辞めてからその方面の勉強をはじめました。

読むこと、そして書くこと。

文章に携わることを、生活の一部に取り入れられたらどんなに幸せでしょう。

ただし、まだこの頃は、自分の書いたものはあくまでも自己満足であって、公にするつもりはあまりありませんでした。

親しい人には「実は書くのが好き」と話していましたが、実績もない自分が得意気に話すようなことでもないので、人を選んで…といったところ。

このあたりがヒロさんらしいと言える部分で、彼はわりと「書くこと」自体で満足してしまえるようでした。

それなら「書くこと」を仕事にはしなくても、趣味としては続けていこう! そんな風に、思っていました。

ただ、人から見て自分が生み出した作品がどう捉えられるのか…にはもちろん興味があったので、幾つかの賞やコンクールに応募するということをはじめたのも、この頃から。

今まで自分のペースでしか書いたことがなかったので、その締め切りに向けて、あえて決められた枚数の中で書くという作業も、新鮮でとても楽しかったです。

また改めて別の記事で書くつもりなのですが、ヒロさんの「書くこと」についてはその後重要なできごとがあり、私はその時の体験と気持ちをとにかく大切に、今も過ごしています。

現在、彼の要素を大事にしようと強く心掛けて育てているからこそ、希薄だった彼の存在が確実に大きな力を持ち始めているような気がしてなりません。

 

一度おおいに開き直った私は、急に自分の心に正直になりはじめ、とにかく興味を持ったことに貪欲に手を伸ばすようになりました。

書くことだけでなく、剣術や居合・柔術などの古武術と出会ったのもこの頃。

和の要素満載の古武術では、ヒロさんが生き生きとしているのはもちろんなのですが、なんとアニキまで喜んでいるようなのです。

それに気づいてからは、正直最初は問題児扱いだった彼のことが可愛く思えて、ますます彼のキャラを好きになりました。笑

古武術のことで心の中が盛り上がりをみせている時は、特に面白く…。

それまでは一緒にいた場面を意識したことのなかった二人なのに、アニキがいつの間にか、ヒロさんのことを「オッサンオッサン!」などと呼んでずいぶん懐いているのです。

剣術などのお手本を見せてもらったりすると、「かっけぇぇ!」とお散歩中の犬並みにはしゃいでいたりします。

男の子ですね。笑(注:私は女ですが!)

こんな風に、住人同士が関わり合いながら過ごしている瞬間のイメージが唐突に浮かんだりすることもまれにあり、それを意識する度に、私も心の中の6人のことがどんどん好きになっていくのでした。

 

長年憧れていた和太鼓のお稽古ごともはじめ、今は気がつけば、ヒロさん要素満載で生きています。

ずっと抑え込んでいた反動もあるのか、私は自分の「好き」に対して一切妥協しなくなった気がします。

――何しろ、「好き」の力は侮れません。

好きなものを思い切りできるフィールドというのは、いくつあっても良いものです。

むしろ多ければ多いほど多方面から、元気の源だったり、癒しだったりをもらってくることができますから。

良い仲間に恵まれたら、さらに怖いものなしです!

 

これは余談ですが、自分にとっての「居場所」と言える居心地の良い世界を増やしていくだけで、人生はひと回りもふた回りも豊かになると私は実感しています。

自分がどれだけ追い込まれた状況になっても、多方面に「居場所」があれば、どこかで必ず力になってくれる人が現れるからです。

大切にするべき人を大切にするという基本的なことを重ねているつもりなのに、いつの間にか自分の方が助けられているな…と近頃よく考えさせられます。

そんな風に、決して長くはない期間の中でも、「外交」担当の工夫に満ちた社交術「内政」担当の守っていた自分の世界とをきっかけに、私はいろいろな出会いに恵まれました。

それも、外交内政の絶妙なバランスがあってのことでしょう。

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

 

まとめとして。

内政」担当は、自分の求めるもの本能的な願望と深く結びついている可能性が高い、という結論に至っています。

だからこそ、日常への満足感や幸福感を得るためには、彼らの話に耳をすませることですね。

私の場合、ヒロさんを大切にすることが、そのまま自分の望みを叶えていくことなのですから。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さて、最後にひとつ、ネタばらしをしましょう。

ひとつひとつの記事を書いた後に、いちばん最後に▲マークで私の住人の名前を書いてきました。

これは、書いた記事の内容で、誰の要素が強めに出ているかを観察したメモです。

今までは必ずヒロさんは出てきていましたが、今回は自分の話がメインだったからか、終始委員長でしたね。笑

 

→ それでは次回から、いよいよまもるくんにライトを当てましょう。

 

 

▲ Iincho