私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第12回 住人の役割を考える③

 

 

 

 

 

前回のあらすじ。

 

委員長、裏番長になる!(by リンさん)

 

「やめてくださーーい!ο(>o<;)ο」

「裏かよ、こえー女だなぁ。笑」

「大丈夫、裏番長ってなんかすごく格好良い響きじゃん? 強そうだし!」

「大丈夫★ …じゃないですよもう!(> <)」

ア・リ(委員長いじりが楽しすぎる…笑)

 

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リンさんの行き当たりばったりを見かねて、でしょうか。

気がつけば委員長が、内側から「空気を読む」とか「周囲になじむ」という面のサポートをし始めたというわけです。

実際に表に出ているのはリンさんなのですが、その言動や判断の根幹を握っているのは委員長

二人の要素が混ざり合っている状態ですね。

委員長は、表ではなく、まさに影の立役者です。笑

そんな具合に、リンさん委員長のタッグで日常を過ごすような場面が多くなり、そのお陰で私は以前の何倍も精神的に楽に過ごせるようになりました。

委員長の本来の役割は、恐らくこのように大きな括りでは「外交」でありながらも、内側から外に出ている住人の舵取りをするようなことだったのかもしれません。

表でひとり戦わせることには、不向きなのでしょう。

委員長にはこうして、内側から「外交」…つまり対人系の対応全般の頭脳として力を発揮してもらうべき、というひとつの答えが導き出されました。

自分の中にいる住人の役割と扱いを工夫するだけで、こんなにも大きな変化があるなんて、予想もしていないことでした。

 

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続いて、アニキについて。

アニキは私にとって、「怒りと反発」の体現者です。

彼がいないことにされていた頃は、私は自分の中に怒りの感情を見つけることができませんでした。

けれど、人間の感情の中から喜怒哀楽のどれかが欠けてしまうことなど、本来はあり得ないですよね。

人によって、その現れ方発散方法に違いがあるというだけの話です。

私の中にたしかに「存在していた」アニキは、私に気づいてもらえたことで、本来の役割である感情のガス抜きをきちんと担ってくれるようになりました。

彼の場合は、中に居て、私がその存在を認識するだけで役割完了なのでとっても楽です。笑

委員長のストップが厳重なので、怒りをそのまま表面に出すことはしないのですが、心のなかで私に自覚をさせるかのように感情を主張してくれます。

…ということは、やっぱり「内政」なのでしょうか?

私の「怒りや反発」の部分を、中で調整してくれる役割のようなので、最初はそう考えていました。

 

しかし同じ頃、自分の言動を観察するうちに、また新たに気づいたことがあったのです。

それは家族や、近しい友人(特に私よりもおっとりふんわりしているタイプの子)や、ちょっとやんちゃな子どもと接する時の自分について。

その時の自分は、精神的にも言葉使いも、若干「男らしく」なってる…? と、ふと思ったのです。

昔から、そんな様子になっている瞬間があると、ぼんやりとした自覚はありました。

けれど、もちろん当時はそこまで自分の内面を掘り下げていませんでしたから、ただの変な癖かな…という程度の認識です。

改めて考えてみて、ハッとしました。

これはまさに、「アニキ」が表に出てきているんじゃないか? …と。

人に自分の意見を伝えたり、アドバイスをしたくなったり。

頼ってもらえて頑張りたくなったり、やんちゃな子どものお世話を焼こうとしたり。

そんな時の自分は、進んで男性的な役回りをしたがる傾向がありました。

実は壊滅的に(?)人に「頼る、甘える」が苦手な紺野なのですが、「頼られる、甘えられる」のはめちゃくちゃ嬉しいんですよね。笑

自分にできる範囲のことであれば人の力になりたいし、それをさせてもらうことで、精神的に充たされているようなところも多いのです。

一肌脱ぎたい! と思ったら、顔が勝手にキリッとなってしまうような。笑

その時の自分のイメージが、ぴったり「アニキ」と重なるのでした。

待って? アニキ、普通に出てきてるじゃん…外に!

気がついてみて、とにかく驚きました。

彼は「怒りや反発」を体現するためだけの存在ではなかったんですね。

 

…ストンと腑に落ちたといいますか、納得してしまいました。

なぜ私が、咄嗟に彼の名前を「兄貴」としたのか。

その瞬間は直感でしかなかったのですが、暴れん坊でひねくれ者なら別に「不良くん(酷い?笑)」でも良かったではないですか。

委員長の正反対に位置する立場のキャラと言えば、不良ですから)

現に、見つけたばかりの頃は彼のことを「不良みたい」だという認識でしか理解していなかったので、そうなってもおかしくなかったはず。

それでも無意識に「アニキ」と名付けていた理由がそこに繋がっていたのだと気づいて、私はこの精神分析法に対して、ある種の畏怖を感じたわけです。

住人の設定を意識的に創作したわけではないのに、後からきちんと根拠と理由をもって繋がってきたということは、深層心理からの働きかけに近いものがあります。

いよいよ侮れんぞ…これは! と、ドキドキしたのを覚えています。

 

さて、こうして分かったアニキの「外交」としての役割。

彼の場合、本来は外側を担っていたところ、人の顔色を気にする委員長の影響もあって、どこかの段階で「怒りや反発」の表現を内側での働きかけに切り替えたのでしょう。

その際に委員長の指導が行きすぎて、「アニキは表に出さない方がいい→いないことにしてしまおう」となってしまった…というところでしょうか。

結果、現在は両面での役割を持つようになっているのだろう、というのが今の私の見解です。

アニキもまた、「兄貴らしく」振る舞う瞬間に表に顔を覗かせるようになりました。

もちろん、彼の場合はリンさんよりも慎重に委員長の管理下に置かれていますが。笑

この頃から委員長はだいぶしたたかに生きるようになってきましたから、次第にその「司令塔」のような立ち位置に慣れてきた様子でした。

アプローチの方法や接し方は、「リンさんベース」にするのか「アニキベース」でいくのか相手によって変えていくようになったのですが、判断の部分はあくまでも委員長

善悪の基準許容と拒絶モラルの判断などを、彼女がさばいているのだな…という結論に至っています。

 

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アニキの例も挙げてみて、思ったことがあります。

本来、「内政」「外交」はきれいに二つに区切ることができる…とも限らないのでしょう。

それは住人同士が単体で動くことばかりでなく、他の住人とタッグを組んでなにかをこなしたり性質が溶け合ったような状態で現れることもありうると分かったからです。

ただ、本来得意としている方向性は、確かにどちらかにあるということなのだと、私はとらえています。

本来は内政担当でいたいはずなのに、状況によって表に出ざるを得ないと判断して出てくるという、まもるくんのような状況もあり得るということです。

まもるくんについての話は、また追々じっくりすることにします)

それはできる限り避けてあげたいところですが、人生は何が起きるか分かりませんから、どんな時も住人全員で協力して全てを乗り越えていく必要があります。

いざという時にそれができるチームを、心の中に準備しておくことも、大切ですね。

 

あなたの心の中には、どんな住人がいるのでしょう。

いつか、多くの人から ひとりひとりの胸の中にいる住人たちの話を聞いてみることも、私のささやかな夢のひとつです。

ぜひ、自分の要素である住人を、大切にしてあげてください。

 

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→ 次回。役割について、今度はヒロさんのお話。

 

 

▲ Hiro / Iincho