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私の中に誰がいる?

自分を強くしてくれる、ちょっと不思議な心理学!『自己人格分析』研究のまとめブログ★

第01回 住人について…紺野の場合

 

人は誰にでも、いくつかの顔があります。

「顔」というのはつまり、「キャラクター(個性)」のこと。

それを相手や環境、状況によって、上手く使い分けながら過ごしています。

まずは、その「キャラクター(個性)」という要素を、独立した人格として考えてみましょう。

自分という一人の人間の入れ物の中に、何人かの人格が「住んでいる」と捉えるわけです。

それを私は「住人」と呼んでいます。

自分の心の「住人」について理解を深めていく、ということ。

それこそが、自分自身を客観的に捉えるために大活躍してくれる手法の、大切な鍵となります。

 

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とにもかくにも、具体例をあげてしまいましょう。

他でもない、私の心の「住人」の話です。

現在、私の中にいる住人は、6人。

6人全員の要素が集まって、私という人間の個性ができあがっています。

まずはさらっと、どんな人たちなのかをご紹介しましょう。

あくまでも私のイメージの中の話で、私が勝手に名前をつけた人たちです。

傍から聞くと、バカバカしくておかしな点も多いでしょうが…お気になさらず!笑

 

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紺野の場合

 

①リンさん

20代後半の女性。黒髪ロングでストレートヘア。

サバサバしている。大雑把で適当、細かいことにはこだわらない。

エネルギッシュで社交的。よくしゃべり、よく笑う。

初対面でもおかまいなしに話しかける。

楽しいことが大好き。

前向きだが、楽観的な思考回路なので、行き当たりばったりに突き進んでしまいがち。

名前の由来は「千と千尋の神隠し」のキャラクター、「リンさん」にイメージの雰囲気が近いから。

 

②委員長

女子高校生。くそ真面目な三つ編み眼鏡女子。

常に敬語。世の中の「委員長イメージ」の王道を行く。

優等生でいたがる。

周囲に嫌われないようにするため、徹底的な八方美人。

悪事や悪口は、言うのも聞くのも嫌。

人を簡単には信用せず、自分を簡単にはさらけ出さないよう注意している。

善悪の基準、許容と拒絶、モラルの判断の権限を握っている。

 

③グリーンダカラちゃん

5歳くらいの女の子。髪はボブで栗色猫っ毛、天使っぽいイメージ。

私の心の中の癒しで、お助けキャラ。

基本的にしゃべらず、対人時には表にも出てこない。

可愛くて素直で無邪気で、どの住人からも愛される子。

人見知りもせず、いつも自然体。

体は一番小さいけれど、一番愛情深い。動物や植物が大好き。

名前の由来は「某CMの女の子」だけれど、もっと現実味の薄い神秘的な存在。

 

④ヒロさん

30代後半くらいの男性。和服で眼鏡の優男。

穏やかな性格だが、気が小さいとも言えるので、長いものに巻かれやすいタイプ。

もっぱら、他の住人の仲裁役やなだめ役。

物分かりが良すぎる面がある。

おおらかで人を許容し、フォローしようとする優しいおじさん。

基本的に私の「好きなもの」を担っている。

日本の文化や自然、精神論や武道が好き。「和」のものに目がない。

書くこと、読むことが大好き。

人に押しつけることを嫌がるものの、自らの価値観は確立している。自分は自分、という考え。

 

⑤アニキ

私の心の「反骨精神」、グレキャラ担当の男子高校生。笑

口が悪くて、気に入らないことや納得いかないことがあると、すぐに逆らった態度を取る。

委員長に妨害されて、ずっと表には出てくることができなかった。

私は長い間、彼の要素「怒り・反発」が自分の中にあるのだと認識できずにいた。

この自己分析法を使ってその存在に気がつき、彼のおかげで感情を自覚し、コントロールできている。

自分の役割を考えてか不良ぶってはいるものの、根はただの面倒見のいい「アニキ」。

 

⑥まもるくん

今も謎を抱えたままの、私のキーマン。10代後半の男の子。

地味、上下白い服、黒髪。

無口。表情もほとんど変化せず、感情の起伏がない。

外界からの影響を受けず、世界を閉じて過ごしている。

まもるくんは、辛いことをただじっと耐えるしかない時に表に出てくる。

そうすることで、私の心がダメージを受けないように守ってくれているらしい。

そんな役割からか、名前は自然に決まった。

彼は「期待」をしないようになってしまっているが、私は彼にとっての幸せも考えてあげたい。

 

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いかがでしょうか?

これが、紺野の場合の話です。

これまで少しずつ、私は自分の中にいる「住人」ひとりひとりと向き合ってきました。

彼らを通して、本当の自分を見つめてきたということになります。

そして、自分がどうすれば幸せだと感じることができるのか。

また、何が得意で何を苦手としているのかなど。

自分らしく生きていくのに必要なことが、彼らを通じてやっと分かってきたのです。

 

もっと詳しい彼らの話は、またいずれお話しするとして。 

こんな風に、自分の中の要素を細かく分類してみると、どうでしょう。

まるで別の人格を見ているかのように、「自分の一部」を客観的に捉えることができてしまうのです。

 

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お気づきになった方もいるかもしれませんが、これ、俗に言う「多重人格」のようだと思いませんか?

専門的に言えば、「解離性同一性障害」です。

解離性同一性障害」について簡単に説明しましょう。

主に幼少期、何らかの辛い状況下に繰り返し、または継続的にさらされた時、人は自分の心を守ろうとします。

トラウマ(心的外傷)から自分の心を守るためには、心の中で人格の解離を起こし、辛い記憶や嫌なことを切り離そうとするわけです。

日々を心穏やかに生きていくために、なんとかその記憶を「なかったこと」にしようとするのでしょう。

ですが、この場合も結局は、自分の心のどこか一か所に大きな負担を強いている状況に変わりはありません。

自分を守るために、自分から隠してしまった記憶や感情。

それを本人が正しく認識できていないことは、どこかに必ず歪みを生んでしまいます。

解離性同一性障害」は、その歪みが顕著に現れ、なおかつ自分でコントロールが効かなくなってしまっている状態、と言えます。

映画や小説などでも、よく取り上げられるテーマですよね。

心は目に見えないもの。

気持ち一つが、人を前向きにも後ろ向きにもします。

極端な話かもしれませんが、生きるも死ぬも自分の心ひとつ。

ないがしろにするべきものではありません。

 

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たとえ大きなトラウマなどがなかったとしても、油断をしてはいけません。

人は、自分の気持ちをごまかしたり、都合よく納得させてしまうことが巧いんです。

そして、一度自分に思いこませてしまうと、自分の中に生じてしまった矛盾に気づくことは容易ではありません。

自らに課してしまったそのフィルターを、自らの力で取り払い、乗り越えていくこと。

それこそが、自分の心を強く、簡単には揺らがないものに成長させてくれるのだと私は思います。

 

人は誰でも「多重人格的」です。

どんなに少なくとも2人以上は、自分の中に要素ーーつまり「住人」を見つけることができます。

自分が自分らしく生きるためには、その存在を、正しく自覚することが大切なのです。

 

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 → 次回は、私が住人を見つけていくまでの話をします。

 

▲Hiro / Iincho